通信処理のデバッグ時間を大幅カット。

DataCatcher3は、複数の通信プロトコルを一台でカバーするラインモニターです。通信コマンドの内容をテキスト表示することができるので、開発効率が格段にアップします。
また、DynamicTracerのプラットフォームを使用することにより、拡張性があるシステム構成になっています。

対応プロトコル

3線式シリアル通信/UART(RS-232C)/I2C/16Bit パラレル通信

製品の特長

こんな方にオススメです!!

組込みシステムのソフト開発者

  • 通信データのコマンド内容のテキスト表示、特定のデータ検出ができます。
  • 通信全体の処理の流れを簡単に確認できるので、デバッグ作業を軽減できます。

組込みシステムの評価担当者

  • 不具合発見時のログデータは、ピンポイントの不具合指摘に使えます。

組込みシステムのハードウェア開発者

  • 波形でなく数値やテキストで表示されるログデータは、ソフト開発者との意思統一に使えます。

“DC3を使用することにより、
周辺LSIやCPU間の通信におけるデバッグ作業の負荷を大幅に軽減する事ができます。”

主な機能

  • これ1台で複数の通信プロトコルに対応。
  • 通信データ(複数ICを制御する通信データもキャッチ可能)をパケットとしてくぎり、1件ずつ表示。
  • 通信データをユーザー定義の文字列として分かりやすく表示。
  • キャッチしたデータをリアルタイムで表示。
  • 取得した通信データはファイルへの保存、プリントアウトも可能。
    パソコンとはUSB接続。
  • キャッチできる最大周波数は、20MHz。
  • UART通信では、100~1000000bpsまでの任意のボーレートのデータ取得が可能。

使用方法

DataCatcher3(DC3)は、DynamicTracerにData Catcher Boardをつなげ、ターゲットの通信データの収集を行います。
収集した通信データは、PCアプリでデータを解析し、表示します。
不具合解析をスピードアップ

製品仕様

製品名 DataCatcher3
外形寸法 DynamicTracer    幅:200mm 高さ:112㎜ 厚さ:24.7㎜
Data Catcher Board 幅:50mm   高さ:112㎜ 厚さ:18㎜
重量 DynamicTracer    約500g
Data Catcher Board 約60g

3線同期シリアル通信

対応通信速度 20MHz MAX
制限事項

UART通信

対応通信速度 110bps ~ 921600bps ※100bps~1000000bpsまで任意に設定可能
制限事項 921600bps でも、2CH 同時使用可能

I2Cバス通信

対応通信速度 4MHz MAX
制限事項① 1Byte 受信後、次のクロックが受信可能になる時間
20 nsec
制限事項② STOP コンディションが発生して、次の START コンディションが受信可能になるまでの時間
20 nsec

Parallel 通信

対応通信速度 10MHz MAX (連続の場合は、3.5MHz)
入力データ BIT 数 16BIT MAX
制限事項① DATA ホールド時間(クロックの立ち上がりから DATA 確定までの時間)
20 nsec
制限事項② STB(ラッチ信号)が発生して、次のクロックが受信可能になるまでの時間
20 nsec

データロガー (※AD入力は、別ユニットのAnalogBoxが必要)

サンプリング時間(周波数) 20usec(50KHz)/100usec(10KHz)
デジタル入力 8 ライン
0V~24V の AD 入力 2 ライン(AnalogBox使用)
AD 入力分解能 8Bit

その他

最大データログ件数 100 万件
PCとの接続 USB 2.0
入力電圧範囲 ・ターゲットに合わせて、
スレッショルドを3.3V電源タイプ/1.8Vタイプに切替え可能。(5V入力可)

・スレッシュレベル
IN_A~IN_E(シュミットトリガ入力)
⇒VIH=2.31V VIL=0.99V
IN_AX~IN_EX(3.3Vモード)
⇒VIH=2.00V VIL=0.8V
IN_AX~IN_EX(1.8Vモード)
⇒VIH=1.17V VIL=0.63V

お問い合わせ

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